僅かなずれはもはや修正できない程の歪みと化し、太古の決着を強要させる。
ここより先は滅ぼされるか生き残るか?
生き延びるか滅ぼすかの生存戦争・・・
序『復活』 | 唐突にそれの幕は開いた。 復活を遂げるそれは悪夢の前奏曲。 |
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一『蠢動』 | 悪夢の幕は開き、異変は各地で巻き起こる。
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二『最後の日常』 | 時だけが虚しく過ぎ去り、徐々に開幕の足音を近寄らせる大戦争の気配 そして、その様な事も露にも知らぬ人々は日常を謳歌する。 だがそれも終わりを迎えようとしていた。 |
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三『宣戦布告・・・開戦』 | 人々の眼に耳に神の宣言の如く下される絶滅宣言。 そして時を置く事無く始まった大戦争。 明けぬ闇の中人々はただ逃げ惑うだけ・・・ |
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四『騎士団崩壊』 | 生と死を別つ彼岸を守る防人達。 その防人達を攻め上げる死の軍勢。 それに抗うのは一人の騎士。 |
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五『侵攻』 | 奔流の如く噴き出した、軍は悉くを呑み込み打ち砕いていく。 そして託され、受け継がれる遺志。 |
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六『臨界点』 | 情け容赦の無い侵攻を前に遂に親しき者達にも危機が迫る。 遂に解き放たれる時が来た。 |
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七『盟約の下に集う』 | 過去と現代、そしてこの世界と別の世界。 それを超えて繋がれた縁の証の下に二人の英雄がこの地に降り立つ。 |
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八『焦燥』 | 新たに降り立った英霊達はそれぞれに波紋を投げ掛けていく。 更に様々な思惑が交錯を開始する。 |
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九『対面』 | 一時の休息の時に彼らは出会う、思わぬところで得たわが子に、主君との念願の再会に。 そして思わぬ憎悪に。 |
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十『核』 | 目先の欲望に囚われた愚者は、パンドラの箱を開く。 それに怒り狂う人の敵である星の守り神の鉄槌が下される。 |
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十一『第二次倫敦攻防戦』 | 始まりはこうして終わりを迎えた。 ここより時代は血と命を更に求め始める。 |
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十二『離脱』 | 身体を蝕む異常はとうとう姿を現した。 異常を前に非情の決断が下され一人戦場を離れる。 |
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十三『ロンギヌス』 | 偽られた擬態は解かれ真の目的は明らかにされる。 長き夜の時は近い。 |
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十四『イタリア撤退戦』 | 長き夜の始まりに相応しき激戦の幕が上がる。 悪魔と契約を交わした復讐の鬼との戦いと共に |
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十五『復讐騎』 | 憎悪に身を委ね、怨念をまとい、破滅の一歩手前まで追い詰められながらもその力を振るう復讐の鬼。 イタリアは遂に墜ちた。 |
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十六『バルカン半島上空戦・地中海海戦』 | 逃走を続ける者達に追撃の手は緩められる事はない。 空よりは暴食が海からは嫉妬が追い始める。 イタリア撤退戦の第二戦が始まった。 |
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十七『犠牲』 | 追う側と逃げる側との戦いは続く。 天空には真の空の王が舞う。 去れど海では次の世代に望みを託し、役者が一人舞台を降りる。 |
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十八『消息途絶』 | 危機は脱しても休まる時はない。 姿を消した盟友。 一斉に襲い掛かる敵。 三つの地で死闘が始まる。 |
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十九『アトラス院攻防戦』 | 最大規模の激戦が開幕を告げる。 抵抗を続ける錬金術師達。 絶望が再び降り立つ。 |
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二十『破壊・自決』 | 僅かなる希望は打ち壊され、末期が迫る。 それでも次の世代に希望を託し絶望に屈する事無く抗い続ける。 その意思は悪魔達に確かな楔を撃ち込んだ。 |
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二十一『魔法少女』 | 迫り来る大軍に抗う術は過去の傷を再び抉り出すものだった。 陽気な声と共に当事者にとっての悪夢が蘇り、新たな戦士が誕生した。 |
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二十二『悪夢再現』 | 執念を燃やす戦士達によって戦いは有利に進む。 だが、異形の魔城達が、地獄より這い上がってきた負の亡者が立ちはだかる。 |
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二十三『清算』 | 亡霊に己の無念を見出し、躊躇い迷う騎士。 それを銀の聖女が戒め導く |
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二十四『死雷・百射』 | 呪怨の生物が憤怒の人形が攻め立てる。 それに立ち向かい、行く手を阻むは時を越えて蘇った英雄の真の力。 |
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二十五『来襲』 | 迷いを消した王は、己が罪と向き合う為に剣を取る。 その戦いの果てに待つのは新たなる影。 |
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二十六『イスタンブール防衛戦』 | 三つ目の戦場では復讐の鬼が混沌の獣王が牙をむき最後の盾に迫り来る。 再びの戦いが始まろうとしていた。 |
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二十七『リィゾ・バール・シュトラウト』 | かつて失敗作と嘲られた者がいた。 その男は忠を誓う主の為、その力を振るう。 |
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二十八『冥府』 | 生命の危機は幼き日に封じた禁断の記憶を蘇らせる。 表れし世界は、名実共に完全なる冥府。 そして一人の騎士が舞台より退場する。 |
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二十九『帰還』 | 影を極めた男は巧妙に歴戦の勇士を手玉に取り、屈服させる。 そして、彼は帰還した。 |
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三十『養父』 | 今まで彼は何処にいたのか? そして失踪中何があったのか? その答えが今明らかになる。 |
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三十一『エミヤ』 | 養父より語られる愚かしくも愚直に進み続けた魔術使い達の歴史。 そして受け継がれる二つの秘奥。 新たな歴史をも背負った彼は戦場に舞い戻った。 |
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三十二『剣対影』 | 再び合間見える、二人の王。 決意と共に上げる名乗りが過去の因縁を導きだす。 |
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三十三『帝国』 | 剥き出しとなる男の素顔。 そして現れる、異形の世界。 其処こそ歴史の闇に埋もれ消えさった究極の心象。 |
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三十四『不屈』 | 鬼手は防がれ、奇策は、阻まれ、成す術無く、倒れる。 しかし、その魂は倒れる事はない。 |
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三十五『異次元抽出』 | 魂は倒れずとも肉体は限界を迎え、冥府への導が絶望に誘う。 しかし、過去の記憶は彼に最大の切り札をその手に与える。 |
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三十六『再編』 | 死闘は終わり、一時の休息に身を委ねる。 そこには絶望もあり、悲嘆もある。 そして新たなる凶報も |
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三十七『古の使徒』 | 激戦期最後の死闘、反攻期最初の激闘はここより幕を開ける。 窮地に追い込まれた白翼、願いが叶い今こそ悪魔と殺しあう黒翼、そして王冠。 かつて同じ主君に仕えた最古の死徒が戦場を創り出す。 |
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三十八『死羽の天幕』 | 追い詰められるロンドン、そして殺しあう死徒達。 鳥達の羽が戦場に振り、四大の悪魔は朽ち果てる。 そして起こるのはかつて無い危機、抑止の降臨。 |
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三十九『守護者』 | 世界は彼らを敵とみなした。 送り込まれる守護者、そして目覚める最高側近。 二つの心象世界が今ぶつかり合う。 |
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四十『絶望』 | 守護者と最高側近の決闘は幕を下ろした。 明らかになる恐ろしき事態。 そしてロンドンは四度戦場となる。 |
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四十一『霧中』 | 優勢に進むか見えた戦況を一変させる霧の来訪。 かつてない危機に見舞われるロンドン。 その時に彼は眼を覚ます。 |
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四十二『王国』 | 少しづつ敗北に追い詰められ、自身の空虚と歪を指弾される。 しかし、その意思に陰りは無く、それは新たな世界を一堂に見せる。 |
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四十三『波状』 | 戦況は完全にひっくり返る。 死者の群れを迎え撃つは王を守護する宝具の群れと英霊達。 此処にありえない波状攻撃が実現する。 |
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四十四『戦線崩壊』 | 遂に決着を見たロンドンの死闘。 しかし、東方では更なる危機が迫る。 最後の一大会戦が始まろうとしていた。 |
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四十五『シリウリの戦い』 | 地上で、上空で激突する人類と死徒。 主君を穢された怒りを、妻を貶められた怒りを、それぞれ胸に秘めて黒翼と死神は戦う。 |
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四十六『失明』 | 激戦期は終結した。 大きすぎる代償を伴って。 |
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四十七『決闘』 | 白日の下に晒されるのは刻印の秘密 それに怒る魔術師。 続いて明らかになる憎悪の訳。 それを全て受け止める。 |
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四十八『真実』 | 決闘は決着した。 積年の憎悪もまた決着する。 |
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四十九『義眼』 | 着々と整えられる反攻の機運。 良狗煮られるの例え通り前線より追われる者。 敵の攻勢を食い止めるべく仕組まれた謀略。 遂に反攻期に突入した。 |
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五十『反攻』 | 反攻作戦を前に勃発した人間同士の愚かな諍い。 一部の自尊心から英霊達は後方の任務に付く。 大反攻作戦は始動する。 いくつもの不安要素を抱えながらも |
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五十一『最終布告』 | 反攻作戦の行く手を遮る不気味な斬首。 人と人は目の前の破局を無視して共食いを止める事は無い。 死神の眼が蘇る時、最後の戦いが誘われる。 |
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五十二『十二月二十三日まで』 | 最終決戦を前にしても時の動きは止まる事はない。 次々と明らかになる愚行、惨劇の数々。 それを尻目に修行と祝言はとりおこなわれる。 |
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五十三『十二月二十四日・死神』 | 決戦を前にしての最後の宴。 死神と剣の王の長い夜が始まる。 死神を心より愛する妻達の思いを死神は受け止める。 |
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五十四『十二月二十四日・剣』 | 剣にも訪れる運命の時。 ようやく本心を吐露する者、結ばれる事を望む者。 その想いは成就される。 |
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五十五『闇千年城』 | 全ての決着をつけるべく 守るべき人たちを守る為、 闇に覆われる城に辿り着く。 長き一日が始まりを告げる。 |
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五十六『聖戦』 | 闘技場で、玉座にてそして五都市で始まった聖戦。 戦場に散った豪傑たちが再び舞い戻る。 |
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五十七『乱戦」 | 戦いは熾烈を極め、敵味方共に予備等一切残す事のない総力戦に突入する。 陸で海で戦火は広がる。 |
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五十八『鏡・紺碧』 | 圧倒的な戦力を覆し、蹂躙する預言者。 自然をも味方につけ英霊をも呑まんとする水魔。 それを阻むは一つの宝具と新たなる参戦 |
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五十九『少年』 | 何処までも我を貫き、傲慢に振舞う王に天誅は下り本気となった。 各地にて戦いは激化する |
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六十『散華』 | 海の戦いは終わりを告げる。 水の死徒と英霊達の戦いは激しさを増し、そして散る。 |
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六十一『一騎討ち』 | 炎と風を操る魔人と英霊の一騎討ちは激しさを増す。 炎は太陽となり、その熱に煽られた風は荒々しく昂ぶる。 |
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六十二『鬼手』 | まず一角が潰えさる。 死力を尽くし、己の身を省みず、忠臣は死す。 |
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六十三『雨・雹・氷柱』 | 冬の都に雨が降る。 その雨は氷となって全てを滅ぼさんと欲する。 そして援軍が着く。 |
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六十四『打開』 | 英霊と『六師』の戦いは終わりを見せない。 暴君は再び幼君に戻り、互いに相手を交代させる。 |
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六十五『絆』 | 都市の戦いはまた一つ終わりを告げる。 託すべきものを託し彼らは散る。 |
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六十六『混沌』 | 最後の都市にて降臨した混沌。 全てを薙ぎ払うそれは地獄に塗り替える。 |
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六十七『髪』 | 取り戻される髪と力。 闇の皇帝を守る六つの師は遂に舞台から退場する。 |
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六十八「象徴』 | 剣と影の王の死闘は人の領域を超える。 王は神の頂に到達する。 |
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六十九『報奨』 | 王が手にする報奨は文字通りの諸刃の剣。 栄光と引き換えにしての絶望をもろともせず彼は手にする。 |
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七十『冥王の眼』 | 臣下と共に戦う王と友と共に戦う死神。 力と力が交錯し、全ての決着は訪れた。 |
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七十一『終焉』 | 大戦争は遂に終わりを告げる。 城の崩壊と上る太陽がその証。 |